everyday

愛知県の主婦の日常雑記

帰省

 帰省を控えている。実家の東京に帰るのである。
 いつも「故郷」という言葉に違和感を覚えている。ふるさとって田舎なんだよね?生憎、現在住んでいる場所の方が実家よりずっと田舎だよ。水は清きふるさと、って言うけどドブ川と金町浄水場の水だよ、木曽川の清き流れにはハナっから負けてるよ。
 東京に土着の一族で帰るべき田舎を持たずに育ったこともあるだろうが、未だに帰省という言葉に馴染めない。クラスメイトが田舎へ帰ってしまうお盆も正月も、ずっと東京にいた。店が閉まってしまうので食料品の買い貯めが必須だった。暮れには母が、段ボール1箱に山盛りの野菜を買い置きしていた。
 東京は、帰るたびに空が狭くなっている気がする。人口減少なのにどういうことなのかね。
 それでも「ふるさと」。狭い道、溢れる人を邪魔そうにしてゆっくり走る車、駐車場がなく道に面して建つ小さな家々、経年で汚ならしくなったコンクリート、全てが自分にしっくり来る。まあ、今年も帰りましょうかね。

Androidは電子辞書の夢を見るか?

 中3息子の高校説明会に行った。疲れた。40冊弱の教科書類持って電車に乗るのだ。キャリーバッグなかったら死んでた。教科書はともかく、副読本類がモダンで時代を感じる。辞書はほとんどの学生が電子辞書らしい。私は紙の辞書原理主義なので絶対嫌!と思ったが、学校に重い辞書置いとけるスペースがあるかなんだよね。どうやら鍵なしの棚しかないみたいだから。
 辞書は授業中暇な時に、勉強のふりして読み込めるからいい。知らない言葉との出会いがあっていい。電子辞書はよく知らないが、狙った言葉をピンポイントでひくものでしょ?だったらケータイでいいじゃない。ネットをソースにした勉強が、近視眼的になりがちなのと一緒だよ?
 とか思うんだが郷に入れば郷に従え、とも思うしでも、いちばん嫌なのは電子辞書がお高いこと。とりあえず少し調べてみるわー

人の顔と名前が覚えられない

 昔っからそう。同級生がわからないことに始まり、最近のママ友付き合い(ってほど濃いものはない)も、子供3人のうちの誰の知り合いかよくわからなくなってしまう。どっかで出会って「こんなところでー!」と挨拶するも誰なのか思い出せない。何ヶ月経っても思い出せないままである。
 たぶん、他人にあんまり関心がないんだと思う。何年かしたら通り過ぎる人だしなー、という人生観が確かにある。人を嫌いになることがそうそうないのが利点だ。しかし、付き合いが深まって来たのに名前がうろ覚え、という事態がよく起こってそのたび、自分の失礼さを反省する羽目になる。
 私は人の顔を覚えようとする時、「○○似」と既に知っている人の顔に寄せる癖がある。だから次にその人の顔を再生しようとしたとき、その○○さんの顔になってしまうのだ。人の顔を覚えるのは得意、という人が不思議でならない。何にも寄せず、見たままをどうして記憶できるのか。自分とは記憶のシステム自体が違っているにちがいない。
 電話番号だったら覚えられるんだけどなー。嗚呼 

Face to Face

Face to Face

ゴッホとゴーギャン展に行って来ました

 愛知県美術館で開催中の、ゴッホゴーギャン展に行って来ました。

 話には聞いてたけど入場まで並んだ。でも20分弱で入れた。中もそこまですし詰めじゃなかった。少なくとも、休日の科博の恐竜展の時ほどじゃなく、充分観れました。
 イヤホンガイド借りた。ええ、あの小野Dと杉田智和の、腐女子ホイホイのイヤホンガイドですよ。私美術館でイヤホンガイド借りるのって初めてだったんですが、主要な絵にガイドが入るだけで、巡回スピードは妨げない造りになってるんですね。思ったより邪魔にならず楽しめました。
 気に入ったのはゴッホ『収穫』、ゴーギャン『マルティニク島の風景』。ゴーギャンは考えながら描いてるけど、ゴッホはわりかし本能的に生命力ある絵を描く、という印象を受けた。でも『収穫』は本人の自信作だけあって、抑制のある筆致に生命力が「押し込められず」大成功していると思った。奇跡のバランスで好き。
 しかしね、イヤホンガイド聴きながら見終わって思ったけど、ゴッホゴーギャンって実際そんな印象的な関係だったんですかね。いくら「耳切り事件」で終わったって言っても共同生活たった2ヶ月じゃないですか。一般的に知られてないだけで他にも似たようなケースあるんじゃないの?ヒムケンとバカリズムが同居してたみたいなさ、本当にないの?
 展示の最後、ゴーギャン作『肘掛け椅子のひまわり』。ゴッホの『ゴーギャンの椅子』、その他エピソードを踏まえた上で見ると本当にじんと来る。ふたつとも本当にいい作品。椅子の中には大事な人がいる。(語弊はあるが、好き嫌いを超越して、自分にとって意味がある人を大事と言うのは外れてないんじゃないか?)そういう思いを感じさせる作品が遺っているというだけで、やはりこの関係には意味があったのだろうと思う。でもね、なんか強調し過ぎじゃね?
 と思ったところで気が付く、これは「関係性萌え」そのものなのかもしれない。クールジャパンを牽引する(笑)BLの黄金法則。だったらイヤホンガイドも声優でしかあり得ない。「関係性萌え」を薄く引き延ばしてエッセンスとして投入すると、多数の人間にフックのあるコンテンツとなる。今回はこんな図式を見た気がしました。f:id:machik:20170319235402j:plain

You Bet Your Life

 高校受験の情報収集をしていて疑問に思ったんですけどね、定期試験の勉強方法なんですけどね、息子の中学では定期試験に向けて「この問題をやってきて提出して」っていう試験勉強そのものが宿題になってる方法だったんですよ。いろいろ調べてると高校でもけっこうそういうところがあるのね。高校ってそんなに至れり尽くせりでした?地域の違い、時代の違い?自分は中学高校ともになかった気がするんだけどどうだったっけ(あまり覚えてない)

 それはさておき、息子も私も気が抜けて惰眠を貪っている。今朝も洗濯物干したのが11時過ぎで、取り込むの忘れて未だに干しっぱなしである(笑)よい天気に感謝!駄目だ。駄目過ぎる。

 駄目なので明日はようやく中1娘とゴッホゴーギャン展に行ける予定である。出掛けてばっかだがそういう方針でやってるからしょうがない。子供にはできる限り(予算の範囲内で!)いろいろなものを見せてあげたい。世界の広さを知って欲しいのである。
 そう言えば昨日合格発表の帰り、中3息子のリクエストででかい本屋に寄り道した。好きな数学の読み物を探したいということだったが、さすがジュンク堂、数学だけで3~4面の品揃えで圧倒され、彼はずっとその棚の前で買うべき1冊を探していた。春からはこんな本屋が定期券の範囲内で、いつでも行けるようになる。その事実だけで充分彼の世界は広がった、と思う。
 
 大きくなると世界を広げられる。鉄オタの小3息子は、早く高校生になって鉄道研究会に入り、おとなになって乗りまくりたいそうだ。高校生まであと6年。彼の道はまだ長いね。

You Bet Your Life

You Bet Your Life

  • ラッシュ
  • ロック
  • ¥200

高校受験発表

 以前勉強してるのかと心配されていた息子はやはり勉強してなかったことが明るみに出、「今更やってもしょうがないと思って」という言い訳に今更も何も最初からやってねえだろお前!!とツッコみつつも発表に行ったらやっぱり受かっていませんでした。
 当たり前だ。これで受かったら世間様に申し訳が立たんわ。落ちて良かったよ辛酸を嘗めろ。
 という訳で第二志望の高校に滑り込んだ息子は、春からなんか楽しげな学園生活を送る予定です。懸念事項①…リア充ライフ保証済みたいな学校で陰キャラをどうやって活用する?②…進学できんの?

The Choice Is Yours

The Choice Is Yours