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愛知県の主婦の日常雑記

小牧市 田県神社 豊年祭

 中3息子を連れて、田県神社の豊年祭に行って来た。
 毎年3月15日固定の祭り。当然平日開催の方が多くなかなか行けないのだが、中3息子は今年は卒業してるので行くしかないだろうと。郷土の奇祭を、絶好の機会に是非見ておけと。
 私は以前2回、小3息子と来ているのでこの祭りのことはよく知っている。ていうか大ファン。以前も書いたけど、こんな楽園みたいな場所他にないと思う。老いも若きも、男も女も、黒人も白人も黄色人種もみんなが笑っている。大男茎形(おおおわせがた)、すなわちち○このもとに。
 豊穣を祈るのに男根がシンボルになるのはわからない話ではないけど、それがずっと廃れずに来たのはここだけだろう。この神社の起源は弥生時代まで遡ると言う。極めてシンプルでプリミティブな祭り。昔は隣接する大県神社=姫の宮と同時開催で、いっしょに神輿をかついでいたそうだ。素晴らしいなあ。見たかった。
 最初は気怠そうにしていた中3息子は、いつの間にか夢中になって写真と動画を撮りまくり、自分のTwitterに上げまくっていた。あとで感想を聞くと「いろいろすごかった…」そうだ。あたしが連れてきたがった意味がわかったでしょ、と言うと頷いていた。そりゃそうだよなあ、英語とスペイン語に囲まれながらち○この神輿見て盛り上がってるんだから。
 いやー何回でも言うけど田県神社の豊年祭お勧めです。マジ。f:id:machik:20170316231534j:plainf:id:machik:20170316231726j:plainf:id:machik:20170316231826j:plain

アルバイトの思い出@新宿三平ストア ②

 CD売りバイトの上司は「専務」と呼ばれる人で、ラフなかっこうの気のいいオッサンで、クルマ好きでジャガーに乗っていた。専務の話で、昔湾岸かどっかを夜流していたときすごく速いバイクがいた、いい勝負をしたところで向こうが止まりあいさつをした、舘ひろしだったそうだ。西部警察でハトを演ってた頃か?(余談だが去年中3息子の高校見学のとき「うちは舘ひろしの母校でして、舘さんよく見える(名古屋弁でいらっしゃるの意)んですよ~」って話があった。舘さんあっちこっちに出て来るな~と思った)
 三平ストアのボスは怪老だった。背が小さくて、聞き取りにくい声でセクハラ発言ばかりしていた。戦後、新宿のヤミ市で犬鍋でボロ儲けしたという噂を聞いた。マジかガセかわかんないけど、さもありなんといった人物だった。
 店の前の地下道をよく「新宿タイガー」が通っていた。残念ながらお店に入って来たことはなかった。ラジカセを抱えていたような気がする。
 オナベのお兄(姉?)さんがよく来てくれた。小柄な身体にハット、マントの出で立ちで大きなリング状のピアスをしていた。
 専務の友達で、バーニーズニューヨークのドアマンをしているデービッドという黒人がいた。ダンテ・カーヴァーみたいな男前の黒人だ。めちゃめちゃモテると聞いた。その頃から、この世でいちばん強いのはインテリの黒人男性だな、と思うようになった。(デービッドがインテリかどうかは知らないが)
 同僚は専務のほかに3人いた。新潟出身の建築士のWさん、バンドでヴォーカルをしているYさん、名前忘れちゃったけど私より後に入ってきた明るい中卒の子、全員女性。その中卒の子が無断欠勤するという事件がある日起こった。真面目な子なので、何かあったんじゃないかと皆で心配した。後日わかったところによると、彼氏に軟禁されていたそうだ。私は治安がイマイチと言われる地区の育ちだが、ガチの事件とは縁遠くいたので、ちょっとぎょっとした。その後別れて、私の知る限りは何もなかったようだ。あるんだねえそういうこと…

Keep Your Worries

Keep Your Worries

  • グールー
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

アルバイトの思い出@新宿三平ストア

Got to Be Real

Got to Be Real

  • シャリル・リン
  • R&B/ソウル
  • ¥200
 大学生の時は新宿靖国通り沿いの三平ストア地下1階、サブナードに接続したフロアでCDを売るバイトをしていた。正確にはテナントだ。1坪くらいのたった1列の売り場だったが別会社だった。
 93年から96年くらいにかけての話。メインの売り物は海外から買い付けた輸入盤だった。その頃HR/HMには詳しかったが他ジャンルをよく知らなかったので、色々このバイトで覚えた。ブラックミュージックを多少なりとも勉強できたのはここのおかげだ。
 マライア・キャリーのDAYDREAM。ダイアナ・キングが一発当ててた頃。同時代はピーボ・ブライソン、ルーサー・ヴァンドロス2pac。メアリ・J・ブライジはMy Lifeが出てて好きになった。レゲエのコンピレなんかも買った。SNOWのインフォーマーが流行ってた頃。
 コーラスグループも全盛期だった。『上を向いて歩こう』のカヴァーを4PMがやっていた。コーラスはTake6、アイドルはTake That。良質なアイドル・ポップだった。
 社員の趣味でディスコ・ミュージックもいっぱいあった。シェリル・リンとか初めて聴いた。いろいろ聴き放題。楽しかったな。
 いろいろな人に会ったけどこの話は今日はここまで

sunday afternoon

 よく晴れた午後、久し振りに小3息子と自転車乗って少し遠くの公園へ。そこでばったり彼のクラスメイトと会う。クラスメイトが連れてた2年生の少年も一緒に、仲良く3人で遊ぶ子供達。ひと仕切り遊んで近くの別の公園へ移動して、帰ろうとしたらクラスメイトが「お父さんが5時に帰って来るまで家に入れないんだ」と。鍵を持っていないらしい。それなら、とうちで遊ぶことにして、子供3人と私で自転車で走る。wiiUをやるんだ、5時まであと45分しかない、と大急ぎで。

 うちまでの帰路は田園地帯。右も左も田んぼしかない。今はシーズンオフで、掘り返した土が黒く渇いている。
 「おれの自転車は3万円だぞ、お父さんが買ってくれたんだ」「ぼくのは2万8千円」何の自慢だか、そのうち3人は自転車を取り替えて走り始めた。「ぼくのは保険入ってるんだよ」とか世知辛い話を交えながら。
 田んぼの端っこに線路が延びている。その線路沿いの道を、3人の子供が一列になって走る。夕方の鈍い日射しが自転車に反射する。その光景が、何にも代え難く見えた。

 その後うちでマリオカートで盛り上がりましたとさ

The Day that Stands Alone

 今日はキワマリ荘行って小3息子の絵を出品して来たー。今月は持ち込みギャラリーで、作品持ってけば展示してくれるのです。子供の絵出すなんて趣旨から外れてないかしら、と心配したんですが、息子の絵はなんか変に上手で、上手なのに子供っぽいアンバランスな面白さがあるので、まあ鑑賞に耐えうるだろうと。皆様に面白がっていただけてよかったです。

 うち今日結婚記念日なんですよ。二人とも結婚式にあまり意味は求めていないので、これ見よがしに祝うことは今までもしてなかったんですが、2011年から話題にも上らなくなりましたねえ。だってそれどころじゃないだろう。この日付は。f:id:machik:20170311230514j:plain

高校受験終了

 高校受験終ったー。
 息子はこれから一週間後の発表まで何の予定もない。言ってみれば浪人状態だ。羨ましい。
 受験浪人ではない。私立ひっかかってるし、まあなんとかなるだろう。
 今受験掲示板を巡って、いろいろな高校の受験生の自己採点数値見て来たんだが、キッチリ差が出てて驚いた。愛知県の公立高校の入試は試験問題が共通で、1科目22点満点、5教科で110点満点で勝負する。こんな配点なら差なんて出ないじゃん、と思ってたんだが、トップ校の子は108点とかふつうに取ってるし、その滑り止め校だと90点代の子が多いし、滑り止めグループの中にも巷間言われるような序列がしっかりあった。それを見ててトップ校受ける子はほんとにすごいんだ、とよくわかった。
 力の差ってほんとにある。勉強は現代社会で、極めて有力なサバイブ手段だ。だが、厳然たる力の差がある訳だから、そこで弱者になっちゃう子たちにも、有力な他のサバイブ手段がきっちり欲しいなあ、と思った。

ライブハウスの思い出

東京一悲しい男 feat. 光永''GUN''巌 (from METROFARCE)

東京一悲しい男 feat. 光永''GUN''巌 (from METROFARCE)

  • ジャック達
  • ロック
  • ¥200
 初めてライブハウスに行ったのは高3の秋である。当時はまっていたアニメの同人誌からMETROFARCE(メトロファルス)というバンドを知り、歌詞があまりにいいのでCDを買い、ひょんなことからライブ情報を得て物見遊山で行ってみたのだ。同級生2人と一緒だったと思う。受験たけなわの頃によくついて来てくれたものだ。
 渋谷公会堂前の、今は亡きegg-man。半地下に階段を降りて、コインロッカーに荷物を入れ、中に入る時どきどきした。席のないスタンディングのせっまいホールの、そこら中から上がる煙草の煙。知らない世界に足を踏み入れた気になったものだ。
 ライブは楽しかった。メトロファルスは、今は舞台音楽をメインにやっている伊藤ヨタロウが中心のバンドで、その夜はゲストにワハハ本舗梅垣義明、あとボ・ガンボスのどんとが飛び入りで来ていた。梅ちゃんが前座で我々は勿論『ろくでなし』の洗礼を浴びた。越路吹雪のコスプレして鼻からピーナッツ飛ばしながら歌うアレですわ。客席に乱入して縦横無尽に駆け回る梅ちゃんを未だに鮮明に思い出す。
 知らない背の高い人がいるなあと思ったらそれがどんとで、最後に紹介を受けて「どんとで~す」とへらへらしていた。後に私はローザ・ルクセンブルクを聴くようになり、
友人と一回だけボ・ガンボスのライブに行った。日比谷の野音、これも楽しかった。どんとが南の島で急死するのはその後のことだ。
 メトロファルスは現在も好きで、バンドは休眠状態だからメンバーの動向を追ったりしている。後悔しているのは、もう少しだけライブハウスに目覚めるのが早かったらなあ、 そうしたら江戸アケミが見れたのに、ということ。機会なんてそうたくさんはないんだから、逃さないようにしたいよね。