everyday

愛知県の主婦の日常雑記

志多ら

 子の学校の催し物があまりによかったんで投稿。今年70周年で、記念式典の中の一環、和太鼓「志多ら」の公演。
 保護者観覧OKで行こうか迷っていた。詳細読んで意気込んだ。今私の中でブームの、奥三河花祭り」の東栄町の人たちじゃないですか!!!
 「花祭り」をモチーフにした演目もやるというのでいそいそと出掛けた。

 一曲目「神馬」、七つの音階の違う太鼓で馬が駆け回る様子を表現した曲。二曲目タイトルわからず、三曲目「獅子」獅子舞と飛脚の演技が入ったコメディ。このへんから客席を巻き込み始める。飛脚が客席へ逃げみんなに手振りまくり、お獅子が生徒の頭を咬む。MCのおねえさん「頭咬まれた人はラッキーですよー」
 次みんなで叩いてみようコーナー。やたら達者な男性MCに切り替わる。叩いてみたい人を募集、前のめりに手を挙げる生徒たち、G先生とH先生も推挙されて壇上に上がる。奏者と生徒、先生の入れ替わりのパフォーマンス、客席で煽る奏者、みんな手拍子でおおいに盛り上がる。
 盛り上がったあとはプロの技。1mを超える大太鼓のソロ。これがすごかった。一つの太鼓なのに何であんなに音階が出せるのか。叩く場所によって音が変わる。すごく表情のある音。音階をつけつつ縁近くを連打してリズムキープしてる。ドラムセットなんかとはまったく違う世界観で実に面白かった。
 その次の曲もまさにプロだった。タイトル不明、3種類の太鼓を線対象に配置?真ん中にスネアくらいのでリズムキープしてる人がいる。ユニゾンが続く。正統派の4拍子。安定感のある曲かな、と思いきや、そのスタイルをキープしたまま入り乱れたセッションみたいになって、盛り上がって終わった。「ボレロ」みたいだった。奏者が入れ替わり立ち替わるのはプロにしか出来ないね。
 最後、花祭りをモチーフにした「志多ら舞」。11月から始まる花祭りでは、地区ごとに違う鬼の面で夜通し舞を舞う。1300年の歴史があると言い、何のための祭なのか一言では表せない奥深さがある。気になっていた。曲自体はそこまで重厚ではない。飛んで回って、祈る曲だ。また客席を巻き込み、3年生の男子をステージに上げて、大拍手で終わった。

 来年1月にツアーで江南に来るようですよ。気になる方は観てみて下さい。

http://shidara.co.jp/index.html