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愛知県の主婦の日常雑記

荒俣宏vs高須院長の対談を観て来た‼

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 名古屋市の外郭団体がやってる、「やっとかめ文化祭」の講演企画「まちかど寺子屋」、高須クリニックの高須院長と荒俣宏の対談企画に行って来ました!
 会場は建中寺。徳川家の菩提寺です。宗春が二間の大煙管なびかせて喝采を浴びたとこですな
 開始5分前に会場入ったら、スタンバイで高須院長と荒俣宏が目の前歩いてって笑った。すぐ後を追い掛ける感じで私は客席へ

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 もうね、この二人が並んで座って、仲良さそうにしてるだけですごい幸せなんですよ。天才は天才を知るっていうか。両雄並び立たずっていうか(ちがう)
 碩学が届く言葉で、二人で何を開陳してくれるのかと期待で一杯。この場に居られたことを幸福に思いました。千円でこんな思いさせてもらっていいのか!あざーす!

「この企画まちかど寺子屋と言いますけど、錦絵を見ると、寺子屋って勉強してないんですよ。みんな好きなことやってる」といきなりの荒俣節
 みんな好きなことをやってオタク化が進んだ。科挙のように立身出世に拘らなかった。だから柔軟な学問が出来たんだ、と荒俣先生

 ポイント絞って書きます
○お互いに長いタームの喋りをして対談にならないことに気付き荒俣先生「オタクの対談は自分のやりたいことだけ言ってます。みなさんも好きなことやって下さい」高須院長「スマホやり放題!寺子屋!」
○なぜ美容外科なのか「大学で論文を書かないと卒業できなかったんですが、1年生の時に書いてみた論文が学会誌に載ったんですよ。やることなくなって教授の手伝いしてたら感謝されて、美容外科を秘伝だと教えてもらった」論文は幻肢痛について
○高須院長「東海高校でトップエリートになった奴等は今会うとしょぼくれてる。成績の悪いあやしげな奴が今ブイブイ言わせてる。逆張りがいいぞ!人のやらないことをすると上手くいくんです!」
○宗春公。高須院長は宗春公が好き。一番偉大な徳川家の人だと思ってる
暴れん坊将軍の裏番組で宗春の番組を!(荒俣先生「ムリでしょう」)
日本は教科書の歴史しか教えない。そういう人がいて対立があったことも書くべき
○荒俣先生「男の中の男は基本的にクズ」
三河は義理と筋だけは通そうとする。尾張はそれに加えて人情と経済。信長は派手、秀吉がそれを乗り越えようとして県民性を作り、ケチな三河の徳川家が尾張を支配したから揺り戻して複雑になっちゃった
忠臣蔵だって吉良は三河では尊敬されてる。不作で困ったときは年貢をとらなかった。立派なのに
○物語になってることが強いのではないか→司馬遼太郎が日本の歴史を変えちゃってる。三国志だって正史と演義があるのに
赤穂浪士なんてテロリストですよ!泉岳寺なんかにお墓をたてるべきじゃないです!スターリンだって立派なお墓から出されたでしょ!


 ログに残すと迷惑になっちゃうような素敵な発言がほんとにたくさんありました。いやー楽しかった
 終わってから境内を物見遊山にフラフラしてたら、先生方がもう出てくるようだったから、出待ちして一言お礼申し上げちゃいましたよ。実に楽しかった
 
 荒俣先生は高須院長の際どい発言に「また好きになりました!」と言ってました。仲良さげで何よりです

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