everyday

愛知県の主婦の日常雑記

文京区は官能的な街なのか?

f:id:machik:20170326234323j:plain 弥生美術館で人と待ち合わせがあって根津駅から雨の中歩く。言問通りがカーブした坂道になって、東大の横に延びていく。沿道には小洒落過ぎない一杯飲み屋。弥生坂というらしい。東大の敷地は広大で、煉瓦作りの建物とビルが混み合い楽しい。
 このメインストリートに接する脇道も、なんとも言えない勾配を描いている。ちょっとびっくりするような角度から坂道がやって来たりする。かと言って歩くのがキツいという訳じゃない。たとえば保土ヶ谷あたりみたいな、いかにも山!って険しさじゃない。
 坂の途中に石碑がある。弥生式土器出土の記念碑。いきなりあるのが楽しい。
 最近のネットニュースで、街を「官能的かどうか」で数値化して、一位は文京区だというのを見た。お堅いイメージの文京区と官能という言葉がちぐなぐな感じで、納得いかないまま自分の中で放っておいたのだが、今日歩いてわかった。なるほど、だわ。わかるわ。
 街にリズムがあるみたい。地形、勾配、ちょうどいい迷路感、文化財が突然現れる感じ、息が切れる感じ。見渡せない感。
 すごく好きな感じ。でもここに住むのはどうだろう。
 街の高級感に合わせようとして、自分が疲弊しちゃうんじゃないかな。というか、湯島天神もあるれっきとした下町だから、ハイソだけじゃないし、自分をしっかり持ってる人には良さそうだけど、ここで親やるのはツラそうだ。親やるってのは思い通りにいかない子供抱えて、あっちの価値観、こっちの価値観とフラフラする過程が大きいから。
 いっそ世田谷くらい通り一辺倒だったら迷わないで済むのに。って世田谷に対してのイメージ一律過ぎだぞ私。大丈夫か。