everyday

愛知県の主婦の日常雑記

無職散歩部~名古屋市中区、中村区

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 所用に付き名古屋市中区~中村区。用は午前中で済み、栄一丁目から名駅まで散歩。

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 栄、名駅という名古屋市中心部の地名を持つ土地なのに驚くほどの人通りの少なさは、このあたりは繁華街ではないからであり、それと同時に、賑わいが点在せざるを得ない名古屋の都市としての弱点を示している。住む人にとっては良いのだがね。

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 少し歩けば繁華街、少し歩けば昔からの住民の土地が残るこのあたりは私大好きで、けっこう歩く。今日は屋根神様の祠の中に猫がいた。絶好の陽当たりポイント。なごむ。

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無職散歩部活動記録【小牧山城】

 無職散歩部今日の活動は小牧山城。ファニチャードームで調味料入れ買うついでに行って来た。寒い時は逆に家に居られませんね、出た方がいいですね。

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 出ると行っても木曽川沿いは寒いし、明治村とかの山行っても寒いし、気分的に南行きたいなーそうだ小牧城にしよう!という軽い動機。
 でも小牧は混むね。三連休明けだからか渋滞してたよ。侮ってたよ。

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 市役所や警察署の隣に唐突に聳え立ってるのが小牧山城
 まとめサイトで「街の中心部に城がある街は総じてダメ」という趣旨の記事を読んだことがあるがここは大丈夫だろうか。でも市の中心部に山があるって素敵だったぞ。

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 今ある天守は復元ではない。小牧山城はどんな建物だったかわからない。聚楽第内の飛雲閣をモデルにして建てたそう。
 最上階からの眺めは良かった。強風で屋外には出られなかった。北に犬山城、南は名古屋、西に平坦な養老山地が広がる。これ犬山から見ると小牧城岐阜城まで見えるんだ。ほんとに信長の縄張りだなーと改めて思う。

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 展示室のVTRで小牧長久手の戦いを復習。羽黒城とか楽田城とかこのために築かれたものだったのね。今住んでる、犬山城小牧山城の間の土地は、秀吉と家康のリアル最前線だったんだなーと実感。 

久し振りにRock

最近ずっとタワーレコードの3枚組のジャズコンピレーション(恐ろしい安さで内容がいいんだ。価格に疑問を感じつつもたくさん持ってる)ばっかり聴いてて、自分はこのままジャズの人になっちゃうのかしらロックって齢じゃないし、とか思っていたのだが、AC/DCショックからこっちロックに回帰してる。今日はSkid Row(Bon Joviの弟分の方)のファースト聴きながら楽しく皿洗いしてた。「Do you know that the Park Avenue leads to!」「Skid Row!」って叫びながら楽しくキッチンドランクしてた。なんつうかね、ジャズだって勿論若くてパワーなんだが、ロックにはもちっとプリミティブなパワーがあると思い、思い出して良かった、と思った。

マルコム・ヤング

マルコム・ヤングの訃報が思ったよりショックでびっくりしている。認知症で療養中ということも、もうバンドに戻ることはないということも知ってはいたが、いざその時を迎えるとなんとも言えない。認知症になるには若い、64で。

ロックとともに歳をとる、という本を読み終わったのは数年前だが、ほんとにそうなったんだな。

『Thunderstruck』をライブのOPSEにしていた英国のバンド、THUNDERのデビューアルバムに収められていた曲『Distant Thunder』の詞を引用しておく。

In the blink of an eye
A hundred years will pass
So there is no time left to lie

志多ら

 子の学校の催し物があまりによかったんで投稿。今年70周年で、記念式典の中の一環、和太鼓「志多ら」の公演。
 保護者観覧OKで行こうか迷っていた。詳細読んで意気込んだ。今私の中でブームの、奥三河花祭り」の東栄町の人たちじゃないですか!!!
 「花祭り」をモチーフにした演目もやるというのでいそいそと出掛けた。

 一曲目「神馬」、七つの音階の違う太鼓で馬が駆け回る様子を表現した曲。二曲目タイトルわからず、三曲目「獅子」獅子舞と飛脚の演技が入ったコメディ。このへんから客席を巻き込み始める。飛脚が客席へ逃げみんなに手振りまくり、お獅子が生徒の頭を咬む。MCのおねえさん「頭咬まれた人はラッキーですよー」
 次みんなで叩いてみようコーナー。やたら達者な男性MCに切り替わる。叩いてみたい人を募集、前のめりに手を挙げる生徒たち、G先生とH先生も推挙されて壇上に上がる。奏者と生徒、先生の入れ替わりのパフォーマンス、客席で煽る奏者、みんな手拍子でおおいに盛り上がる。
 盛り上がったあとはプロの技。1mを超える大太鼓のソロ。これがすごかった。一つの太鼓なのに何であんなに音階が出せるのか。叩く場所によって音が変わる。すごく表情のある音。音階をつけつつ縁近くを連打してリズムキープしてる。ドラムセットなんかとはまったく違う世界観で実に面白かった。
 その次の曲もまさにプロだった。タイトル不明、3種類の太鼓を線対象に配置?真ん中にスネアくらいのでリズムキープしてる人がいる。ユニゾンが続く。正統派の4拍子。安定感のある曲かな、と思いきや、そのスタイルをキープしたまま入り乱れたセッションみたいになって、盛り上がって終わった。「ボレロ」みたいだった。奏者が入れ替わり立ち替わるのはプロにしか出来ないね。
 最後、花祭りをモチーフにした「志多ら舞」。11月から始まる花祭りでは、地区ごとに違う鬼の面で夜通し舞を舞う。1300年の歴史があると言い、何のための祭なのか一言では表せない奥深さがある。気になっていた。曲自体はそこまで重厚ではない。飛んで回って、祈る曲だ。また客席を巻き込み、3年生の男子をステージに上げて、大拍手で終わった。

 来年1月にツアーで江南に来るようですよ。気になる方は観てみて下さい。

http://shidara.co.jp/index.html

自撮り(笑)

 自撮りには二種類あると思うのである。
①直球自撮り。自撮りです!って自撮り。多くはカメラ目線。加工はあったりなかったり。あっても「snowです!」って宣言ついてたりする。
②変化球自撮り。他人に撮ってもらってる自撮り。目線を外していることが多い。加工はあっても絶対に宣言しない。だって演出だから。

 ①は一般人始め多くの方がされてますが、②はコンサル・ノマド・セッション系の方に顕著です。

 もちろん問題にしたいのは②ですよわかりますか!!
 
 ①は好きです。正々堂々としてるから。自分はこうです、報告しますよ?感に溢れてる。それ以上でもそれ以下でもない。
 対して②から溢れてるのは、ひたすらに自意識である。だってそれはアピールだから。「他人から見てこんな自分ですよ?」と訴えている。自分からの報告ではないのだ。

 ②のような写真を見るといつも吹き出してしまう。だってさあ、自分で構想練って、それを他人に注文つけて撮ってもらって、撮影にあたって部屋をめっちゃ掃除していいポイント見つけて、でもそれが日常ですよ?って顔して何枚も撮って、素敵な加工して時間かけてアップしてるのかと思うともう可笑しくて。
 何がおかしいってその過程がバレてないと思ってそうなのが可笑しいんですよ。自分の、何気ない日常を切り取った、構図加工ともバッチリな写真をね。繰り返しますが①の直球自撮りの人はいいんです、正々堂々としてるから。他人に撮ってもらってても正々堂々とした報告なら①なんです。
 ②のいやらしさは何なんだ。その写真に至る自意識と浅はかな演出にはいつも笑っちゃう。それが気付かれていないと思ってそうなのが更に浅薄である。

 チョロ松みたいだよね。自意識ビッグバン!

(なお、自己紹介画像は多少目線を外していてもおかしいと思わないです。特に普段自撮りをしない人ほど、自己紹介画像の判断基準を持ってないと思うのです。全然OK)



自分の弱さに舌鼓み

荒俣宏vs高須院長の対談を観て来た‼

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 名古屋市の外郭団体がやってる、「やっとかめ文化祭」の講演企画「まちかど寺子屋」、高須クリニックの高須院長と荒俣宏の対談企画に行って来ました!
 会場は建中寺。徳川家の菩提寺です。宗春が二間の大煙管なびかせて喝采を浴びたとこですな
 開始5分前に会場入ったら、スタンバイで高須院長と荒俣宏が目の前歩いてって笑った。すぐ後を追い掛ける感じで私は客席へ

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 もうね、この二人が並んで座って、仲良さそうにしてるだけですごい幸せなんですよ。天才は天才を知るっていうか。両雄並び立たずっていうか(ちがう)
 碩学が届く言葉で、二人で何を開陳してくれるのかと期待で一杯。この場に居られたことを幸福に思いました。千円でこんな思いさせてもらっていいのか!あざーす!

「この企画まちかど寺子屋と言いますけど、錦絵を見ると、寺子屋って勉強してないんですよ。みんな好きなことやってる」といきなりの荒俣節
 みんな好きなことをやってオタク化が進んだ。科挙のように立身出世に拘らなかった。だから柔軟な学問が出来たんだ、と荒俣先生

 ポイント絞って書きます
○お互いに長いタームの喋りをして対談にならないことに気付き荒俣先生「オタクの対談は自分のやりたいことだけ言ってます。みなさんも好きなことやって下さい」高須院長「スマホやり放題!寺子屋!」
○なぜ美容外科なのか「大学で論文を書かないと卒業できなかったんですが、1年生の時に書いてみた論文が学会誌に載ったんですよ。やることなくなって教授の手伝いしてたら感謝されて、美容外科を秘伝だと教えてもらった」論文は幻肢痛について
○高須院長「東海高校でトップエリートになった奴等は今会うとしょぼくれてる。成績の悪いあやしげな奴が今ブイブイ言わせてる。逆張りがいいぞ!人のやらないことをすると上手くいくんです!」
○宗春公。高須院長は宗春公が好き。一番偉大な徳川家の人だと思ってる
暴れん坊将軍の裏番組で宗春の番組を!(荒俣先生「ムリでしょう」)
日本は教科書の歴史しか教えない。そういう人がいて対立があったことも書くべき
○荒俣先生「男の中の男は基本的にクズ」
三河は義理と筋だけは通そうとする。尾張はそれに加えて人情と経済。信長は派手、秀吉がそれを乗り越えようとして県民性を作り、ケチな三河の徳川家が尾張を支配したから揺り戻して複雑になっちゃった
忠臣蔵だって吉良は三河では尊敬されてる。不作で困ったときは年貢をとらなかった。立派なのに
○物語になってることが強いのではないか→司馬遼太郎が日本の歴史を変えちゃってる。三国志だって正史と演義があるのに
赤穂浪士なんてテロリストですよ!泉岳寺なんかにお墓をたてるべきじゃないです!スターリンだって立派なお墓から出されたでしょ!


 ログに残すと迷惑になっちゃうような素敵な発言がほんとにたくさんありました。いやー楽しかった
 終わってから境内を物見遊山にフラフラしてたら、先生方がもう出てくるようだったから、出待ちして一言お礼申し上げちゃいましたよ。実に楽しかった
 
 荒俣先生は高須院長の際どい発言に「また好きになりました!」と言ってました。仲良さげで何よりです

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