everyday

愛知県の主婦の日常雑記

マルコム・ヤング

マルコム・ヤングの訃報が思ったよりショックでびっくりしている。認知症で療養中ということも、もうバンドに戻ることはないということも知ってはいたが、いざその時を迎えるとなんとも言えない。認知症になるには若い、64で。

ロックとともに歳をとる、という本を読み終わったのは数年前だが、ほんとにそうなったんだな。

『Thunderstruck』をライブのOPSEにしていた英国のバンド、THUNDERのデビューアルバムに収められていた曲『Distant Thunder』の詞を引用しておく。

In the blink of an eye
A hundred years will pass
So there is no time left to lie

志多ら

 子の学校の催し物があまりによかったんで投稿。今年70周年で、記念式典の中の一環、和太鼓「志多ら」の公演。
 保護者観覧OKで行こうか迷っていた。詳細読んで意気込んだ。今私の中でブームの、奥三河花祭り」の東栄町の人たちじゃないですか!!!
 「花祭り」をモチーフにした演目もやるというのでいそいそと出掛けた。

 一曲目「神馬」、七つの音階の違う太鼓で馬が駆け回る様子を表現した曲。二曲目タイトルわからず、三曲目「獅子」獅子舞と飛脚の演技が入ったコメディ。このへんから客席を巻き込み始める。飛脚が客席へ逃げみんなに手振りまくり、お獅子が生徒の頭を咬む。MCのおねえさん「頭咬まれた人はラッキーですよー」
 次みんなで叩いてみようコーナー。やたら達者な男性MCに切り替わる。叩いてみたい人を募集、前のめりに手を挙げる生徒たち、G先生とH先生も推挙されて壇上に上がる。奏者と生徒、先生の入れ替わりのパフォーマンス、客席で煽る奏者、みんな手拍子でおおいに盛り上がる。
 盛り上がったあとはプロの技。1mを超える大太鼓のソロ。これがすごかった。一つの太鼓なのに何であんなに音階が出せるのか。叩く場所によって音が変わる。すごく表情のある音。音階をつけつつ縁近くを連打してリズムキープしてる。ドラムセットなんかとはまったく違う世界観で実に面白かった。
 その次の曲もまさにプロだった。タイトル不明、3種類の太鼓を線対象に配置?真ん中にスネアくらいのでリズムキープしてる人がいる。ユニゾンが続く。正統派の4拍子。安定感のある曲かな、と思いきや、そのスタイルをキープしたまま入り乱れたセッションみたいになって、盛り上がって終わった。「ボレロ」みたいだった。奏者が入れ替わり立ち替わるのはプロにしか出来ないね。
 最後、花祭りをモチーフにした「志多ら舞」。11月から始まる花祭りでは、地区ごとに違う鬼の面で夜通し舞を舞う。1300年の歴史があると言い、何のための祭なのか一言では表せない奥深さがある。気になっていた。曲自体はそこまで重厚ではない。飛んで回って、祈る曲だ。また客席を巻き込み、3年生の男子をステージに上げて、大拍手で終わった。

 来年1月にツアーで江南に来るようですよ。気になる方は観てみて下さい。

http://shidara.co.jp/index.html

自撮り(笑)

 自撮りには二種類あると思うのである。
①直球自撮り。自撮りです!って自撮り。多くはカメラ目線。加工はあったりなかったり。あっても「snowです!」って宣言ついてたりする。
②変化球自撮り。他人に撮ってもらってる自撮り。目線を外していることが多い。加工はあっても絶対に宣言しない。だって演出だから。

 ①は一般人始め多くの方がされてますが、②はコンサル・ノマド・セッション系の方に顕著です。

 もちろん問題にしたいのは②ですよわかりますか!!
 
 ①は好きです。正々堂々としてるから。自分はこうです、報告しますよ?感に溢れてる。それ以上でもそれ以下でもない。
 対して②から溢れてるのは、ひたすらに自意識である。だってそれはアピールだから。「他人から見てこんな自分ですよ?」と訴えている。自分からの報告ではないのだ。

 ②のような写真を見るといつも吹き出してしまう。だってさあ、自分で構想練って、それを他人に注文つけて撮ってもらって、撮影にあたって部屋をめっちゃ掃除していいポイント見つけて、でもそれが日常ですよ?って顔して何枚も撮って、素敵な加工して時間かけてアップしてるのかと思うともう可笑しくて。
 何がおかしいってその過程がバレてないと思ってそうなのが可笑しいんですよ。自分の、何気ない日常を切り取った、構図加工ともバッチリな写真をね。繰り返しますが①の直球自撮りの人はいいんです、正々堂々としてるから。他人に撮ってもらってても正々堂々とした報告なら①なんです。
 ②のいやらしさは何なんだ。その写真に至る自意識と浅はかな演出にはいつも笑っちゃう。それが気付かれていないと思ってそうなのが更に浅薄である。

 チョロ松みたいだよね。自意識ビッグバン!

(なお、自己紹介画像は多少目線を外していてもおかしいと思わないです。特に普段自撮りをしない人ほど、自己紹介画像の判断基準を持ってないと思うのです。全然OK)



自分の弱さに舌鼓み

荒俣宏vs高須院長の対談を観て来た‼

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 名古屋市の外郭団体がやってる、「やっとかめ文化祭」の講演企画「まちかど寺子屋」、高須クリニックの高須院長と荒俣宏の対談企画に行って来ました!
 会場は建中寺。徳川家の菩提寺です。宗春が二間の大煙管なびかせて喝采を浴びたとこですな
 開始5分前に会場入ったら、スタンバイで高須院長と荒俣宏が目の前歩いてって笑った。すぐ後を追い掛ける感じで私は客席へ

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 もうね、この二人が並んで座って、仲良さそうにしてるだけですごい幸せなんですよ。天才は天才を知るっていうか。両雄並び立たずっていうか(ちがう)
 碩学が届く言葉で、二人で何を開陳してくれるのかと期待で一杯。この場に居られたことを幸福に思いました。千円でこんな思いさせてもらっていいのか!あざーす!

「この企画まちかど寺子屋と言いますけど、錦絵を見ると、寺子屋って勉強してないんですよ。みんな好きなことやってる」といきなりの荒俣節
 みんな好きなことをやってオタク化が進んだ。科挙のように立身出世に拘らなかった。だから柔軟な学問が出来たんだ、と荒俣先生

 ポイント絞って書きます
○お互いに長いタームの喋りをして対談にならないことに気付き荒俣先生「オタクの対談は自分のやりたいことだけ言ってます。みなさんも好きなことやって下さい」高須院長「スマホやり放題!寺子屋!」
○なぜ美容外科なのか「大学で論文を書かないと卒業できなかったんですが、1年生の時に書いてみた論文が学会誌に載ったんですよ。やることなくなって教授の手伝いしてたら感謝されて、美容外科を秘伝だと教えてもらった」論文は幻肢痛について
○高須院長「東海高校でトップエリートになった奴等は今会うとしょぼくれてる。成績の悪いあやしげな奴が今ブイブイ言わせてる。逆張りがいいぞ!人のやらないことをすると上手くいくんです!」
○宗春公。高須院長は宗春公が好き。一番偉大な徳川家の人だと思ってる
暴れん坊将軍の裏番組で宗春の番組を!(荒俣先生「ムリでしょう」)
日本は教科書の歴史しか教えない。そういう人がいて対立があったことも書くべき
○荒俣先生「男の中の男は基本的にクズ」
三河は義理と筋だけは通そうとする。尾張はそれに加えて人情と経済。信長は派手、秀吉がそれを乗り越えようとして県民性を作り、ケチな三河の徳川家が尾張を支配したから揺り戻して複雑になっちゃった
忠臣蔵だって吉良は三河では尊敬されてる。不作で困ったときは年貢をとらなかった。立派なのに
○物語になってることが強いのではないか→司馬遼太郎が日本の歴史を変えちゃってる。三国志だって正史と演義があるのに
赤穂浪士なんてテロリストですよ!泉岳寺なんかにお墓をたてるべきじゃないです!スターリンだって立派なお墓から出されたでしょ!


 ログに残すと迷惑になっちゃうような素敵な発言がほんとにたくさんありました。いやー楽しかった
 終わってから境内を物見遊山にフラフラしてたら、先生方がもう出てくるようだったから、出待ちして一言お礼申し上げちゃいましたよ。実に楽しかった
 
 荒俣先生は高須院長の際どい発言に「また好きになりました!」と言ってました。仲良さげで何よりです

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読書記録『日本の異界 名古屋』

『日本の異界 名古屋』読んだ。読む前と後で私の名古屋感に何か変化はあったか。何も変わりはしませんでした。
 清水義範と結論は同じ。「名古屋は変わらなくていい」。こんなに合理的なシステム他にない、完結してるんだからこれでいい、ってところでした。
 ちょっと違ってたのは名古屋の人は新しもの好き、って書かれてた箇所。私は名古屋の人は新しいものを取り入れない、と思ってた。でも新しいものをどんどん取り入れ、それを名古屋流に受け入れているんだろうと思うようになった。それと同時に、新しいものを取り入れて地域の文化が変わるということが、具体的にどんなことなのかわからなくなってしまった。
 東京はいつだってどんどん変わっている。変わり続けることが東京のアイデンティティだと思うほどだ。しかし、他の都市が変わっているのかどうかは見えないなと思い、わからなくなった。一つ言えるのは、その中でも名古屋は特に変わらなさそうだということ。そんな雰囲気がある。
 本に指摘されていてなるほど、と思う点があった。東海道から外れているからよそ者が入ってこなかった、ということ。実に説得力がある。確かに熱田から渡しで桑名まで行ってしまう。それが数百年も続けばこうなるかなあ、と思わされた。
 あと、名古屋の若者は親と一緒に住み、小学校の友人とオッサンになっても付き合うってやつ。これ私の弟もけっこうこんな風である。実家ではなく親がかりでもないが、実家のすぐ近くに住んでる。東京都葛飾区だ。世代が変わってもそうだという名古屋圏ほどの緊密さはないが、日本全国けっこうこんな風じゃないのかな。


私立学校展行った

中2娘と「愛知の私立学校展」@県立体育館に行って来たのでメモメモ

ブース形式で入り口近くに学校所在地地図と部活一覧表。地図はプリントでも貰える

見たブース
名古屋国際…アニメみたいな真新しい設備。1学年200人で中学からの持ち上がり組は高校からの新規組とは別クラス。新規で普通コースは1クラスしかない。部活少ない。年額55万円は高めの印象【御器所

愛知高校…普通はわりかし自由、進学は夕方まで授業。高3は2月から自由登校。国公立大が200名を超えて勢いがある。丘陵地の新興住宅街にあってこれも創作物に出てきそうなロケーションが魅力的。ちょっと遠いんだよな【自由ヶ丘

名古屋女子…独特な制服が可愛い。特進は18時近くまで授業(勿論宿題有)吹奏楽が強い。学年200人。【瑞穂区役所

大成…ブース行ったら立ち上がって名乗ってくれた学校はここだけ。中学からの持ち上がりとは別、持ち上がり組は自動的に特進コース扱いだが高校から選抜されて行く子もいる。留学コースは高2の1年間カナダ、年額270万円。修学旅行は持ち上がり組はハワイ、新規組はシンガポールだったか?実は浄土真宗の学校【岩倉からバスorチャリ】

啓明…普通と商業がある。携帯持ち込み常識の範囲内でOK、寄り道は申請して場合によりOKというのは名古屋圏の女子校では唯一ではないか?柔道場があるのが素敵【浅間町

椙山…7割がエスカレータ式の女子大に進学。受験ムードはないが、残りの生徒は自力でそれなりに良い結果を出しているのが老舗の底力を感じさせる。さすがお嬢様校【覚王山

ほか、見てないけど
行列が出来てたのは中京と名城
冷やかしに行きたかったのは滝と春日丘
滝はなんか、親しみやすそうでえらそうなおじさんがブース外で笑ってた。すごく滝っぽかった


 名古屋の高校事情を肌で知らないので、早めに手を打って行ってみましたが面白かったです。校風ってほんと違う。想像以上
 
 中京と名城は今の愛知の私学黄金システムそのものだと思う。たくさん採って勉強のできる子、スポーツのできる子、普通の子にそれぞれ頑張ってもらうやつ。中京は大学も、4年間無料の奨学金で勢いが良い。

 私学はやはり高い学費を払うので、塾に行かなくてもOK!を売りにしたい学校が目立つ。補習や土曜授業、夏期講習も学校がやり、予備校講師まで呼んで来る学校もある。ちょっと懐疑的にならざるを得ない。公立との競争に勝つにはその策しか有効じゃないのかな。
 尤も公立も「面倒見のいい」学校は増えてるけどね。教育って費用対効果だけじゃないし、効果測定が進路実績だけでもない、はずなんだが。
 偏差値38から20年かけて新御三家と言われるまでになった、東京の鴎友のやり方が面白いんです。中1から蛙の解剖をやって理科離れを食い止め、農作業で生きた知識をつける。私立ってこういうヘンな教育が本来の売りだと思うんだがね。


NEUROMANCER

NEUROMANCER

モヤモヤなんか吹っ飛ばしちまえよ

『日本の異界 名古屋』を読む前に

 今から『日本の異界 名古屋』を読むのであるが、清水義範という大正義に影響される前に、現在まとまっている自分の名古屋(というか愛知県始めとする東海圏)に対する考えを記しておきたいと思う。読むときっと忘れちゃうから。嫌われちゃうようなこと書くかもしれないけど。

 リニア開通を前にして名古屋は浮き足立っており、高層ビルをバンバン立てては名古屋初の店舗が入った、とか騒いで街を盛り上げている。観光アンケートの「行きたくない街・一位」に選ばれてしまい、嘆く人と受け入れる人とで色々言っているが、私の見解は、「名古屋は変わる必要はない」である。
 名古屋は好きだ。私は東京生まれの東京育ちだが、名古屋の人の堅実で合理的な県民性はほんとに素晴らしいと思う。見栄っ張りだから見栄に金を使うんだ、とよく言われるが、それによって地域で良い結果を出すのであれば全く的を射た投資であり、合理的極まりない。ただ、少々退屈であることは否めない。
 東海圏にある歴史も好きだ。古墳はあるはお城はあるは、近代産業化遺産もあり、重層的な深みのある連なりを為している。岡崎に行った時、道端にあって顧みられてない草ぼうぼうの塚が、義経所縁のものであったことにたまげた。なんて勿体ないことか。
 地名も面白い。寺社数が日本一で、人と土地の管理がしっかりしているのだ。ヤマトタケル由来の地名が名鉄の駅名に残っていたりする。そして信心深い。人の移動も比較的少ないのだろう、民間信仰がしっかり伝わっている。すんごく面白い。寺社と塚巡ってるだけで一日経つ。飽きない。
 2ちゃんのまとめで見たのかなあ、「名古屋は100%のものはないが、80%のものなら何でもある」って意見。全く同意、住みやすい。何でも100%である必要はない。流行の最先端の店とか興味ないし、愛知に常駐してなくていい。
 
 名古屋の価値観は極めて合理的だ。しかし、合理的過ぎてつまらないことがあるのが難点だ。
 名古屋の興業は客が入らない、と良く言われる。実際それが「名古屋飛ばし」の原因であるらしい。少し臆病なところがあって、面白いと評判なら観に行くんだそうだ(興業系ブログの記載に依る)。合理的っちゃ合理的。しかし、初見何だかわからないものに触れてびっくりするのが文化の醍醐味ではないのか?
 名古屋は地元指向が高いことでも知られる。住環境が良く、敢えて出ていく理由がないから仕方ない。そして県外から「名古屋は閉鎖的だ」と言われるようになる。確かにここでしか通じない価値観や序列、文化的物差しがあり、外部からの刺激に揺るがず磐石だ。
 外部からの刺激に揺るがないことと、何だかわからない外部からのものに触れないことは矛盾しない。つまり、新しいものに触れないことで名古屋は成り立っているのだ。
 勿論極論であり、新しいものを無闇やたらに取り入れない美点がある、と言い換えることはできる。実際名古屋が新しいものを取り入れる時は極めて慎重に、名古屋に合うやり方を開発して取り入れるだろう。でも、この極論はあながち間違っていないと思っている。
 極めて合理的な、モノ・カネ・ヒトに裏打ちされた完成された文化圏だから、旅行客が来ない、とか嘆く必要もない。名古屋を変えてまで外の人に来てもらう必要はないんだ。だって、名古屋は完結できるんだから。

 もし名古屋が揺らぐことがあったら、それは磐石とされたものが磐石ではなくなる時だろう。具体的にはカネがなくなる時だ。自治体、トヨタ、個人の金融資産のいずれかが危機に陥った時名古屋は揺らぐだろう。でも、濃尾平野が食糧まで担保しているので、おそらく東京が瀕するほどの危機には至らないはずだ。ほんと強いよ。強いなー。


 
 
スギテツ好き 

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